いよいよ飛行試験です。
そして今回がサテラ2002C(通称C翼)の最後の舞台となります。
現在のチームになってからの飛行試験は今回が初めてです。
飛行試験は学校のグランド(大学と付属校の共用)で行いますが、学校や他サークル・風の具合などとの折り合いで朝7時ごろから始まります。なので事前のミーティング・組み立てを含む準備を考えるとAM5:00頃に集合することになります。
AM5:00
外は真っ暗
周りを見渡してもコンビニか星明りくらいしか光ってるものがありません。
こんな時間ですが、全員ちゃんと集合しました。
ミーティングで各々の役割分担とスケジュールを聞き作業を始めます。
とりあえず、工具や滑走路として使う木板は車を使って先にグランドへ、翼やテールのような機体のパーツは人手で地道に運んでいきます。
暗くて手元が見えないので、とりあえず組み上げやすいようにそれぞれのパーツを配置して休憩に入ります。
休憩時間を利用して、50m走でのタイムを測定します。いや、別に暇を持て余してる訳じゃありませんよ?飛行試験では機体を押しながら走るので、そのために誰がどのくらいで走れるのかを測っておく必要があるからです。発炎筒をゴールの目印にして全力疾走です。
日が昇ってきたので機体を組み上げていきます。
まず、主翼・胴体・尾翼・プロペラをそれぞれ組んでいき、最後にすべてをつなげて機体が組みあがるように段階的に組んでいきます。
11月も終盤に差し掛かるとだいぶ寒くなり手がかじかむので細かい作業は苦労します。
いよいよフライト
なんですが、今回画像・映像が取れなかったので申し訳ないのですが結果だけアップします。
飛行試験は主翼が折れ結果は失敗に終わりました。翼端は空に向かって綺麗にたわんでいたので揚力自体は十分に生まれているようでしたが、中央翼のウェブと桁カーボンがはがれてしまい翼が折れてしまったようです。
壊れてしまった以上飛行試験は続けられないので撤収します。
今までの飛行試験でもそんな目を見張る活躍は無かったC翼ですが、最後の最後になって華麗に飛び立ってくれるとかそんなドラマチックな事はありませんでした。いや、「現実なんてそんなもん」とか言われるとそれまでですが、ちょっと寂しいです。
C翼の製作はこれで打ち止め、そして新しい翼を設計・製作していく訳ですが、C翼を作り飛ばしていた間で培った教訓を次の翼の製作で活かしたいです。
何だかんだ言って飛行試験の日程を何度も延期してしまう
エ●ゲの制作会社のような計画性の無さが現チームの最も大きなハードルじゃないでしょうか。
おまけ-朝日を浴びて輝くC翼-