机や棚、PCなどを新部室に移し終えたのでだいぶ広く場所を使えるようになりました。なので今日はついに主翼の解体作業を行います。
まずは翼の表皮を剥ぎ取っていきます。表皮は薄くスライスしたスタイロフォームの上にグラスファイバー(繊維状のガラスを編んだ布みたいなもの)を貼り付けているので、結構丈夫です。なので表皮を翼3枚分剥ぐとなると結構大変です。
中央翼-コクピット連結部を開いた画像です。この辺りはあんまりいじった事が無かったのでとりあえず写真に収めておきます。そういえばここが壊れた事は少なくとも私の記憶にはまったく無いのですが、やっぱり特別頑丈に作られていたのでしょうか。
表皮とリブ、ストリンガがはがされ桁とウェブだけになりました。流石にこのままゴミ捨て場に持っていくわけには行かないのでここからさらに細かく砕いていきます。ただし、桁はカーボン製で高価なものなのでまだ使えそうなところは取り出して残しておきます。
ここからはひたすら壊して砕いて細かくしていく作業です。そして細かくなったリブやウェブ、表皮だった物を箒とちりとりで集めてゴミ袋に入れていきます。中間試験シーズンという事もあり、みんなストレスがたまっていたのか結構派手にやってました。
壊すために使っていたハンマーが足りなくなったので、しまいにバットまで出てきました。
オ●シロさまに祟られてたり雛●沢症候群にかかった訳じゃありません
始めはいいストレス解消になっていたのですが、それでも1~2時間も続けると流石にしんどくなってきます。やっぱり何事も程々が一番です。
平行して、L字鋼で組んだ特製主翼台も解体していきます。ちゃんと支えながら解体しないとL字鋼が脚の上に降ってきます。
現チーム(特に07年度入学生)は今まで2度程サークルで大掛かりな引越しをしています。そしてその度にゼミ翼、B翼、今回のC翼といくつかの翼を解体してきました。おそらくサークルが立ち上がって今までの間で、チームが壊したり捨ててきた物の多さでは結構上位に食い込むんじゃないでしょうか。
C翼を壊したことで現在我がサークルに主翼は一枚もありません。なので飛行機を飛ばすためには新たに翼を1から作らないといけません。次の翼が今までの翼の方針を引き継いだ物になるか、方向転換したものになるかはわかりませんが、サークルでの思い出と作業日誌の内容が引越しと解体作業とその他雑用だけにならぬように過ごしたいなと師走を前に思ってみたりします。